さいたま市は独自で、高齢者施設職員のPCR検査を職員1名につき9000円補助すると発表しました。
9000円あれば少なくとも1回は自費PCR検査が可能ですので、年明けに一斉に検査するのが最も効果的と考えられます。
個人的にはそういう意図かなと感じました。
合わせて、高齢者施設の新規入所者のPCR検査に関して、対象サービスを拡大し、ショートステイを含めています。
今の併設ショートステイの運営状況に合わせて、いわゆるロングショートの時点でPCR検査ということだと思います。
この決断は、年末年始後のかなりの割合でクラスターを防ぐことに繋がると思います。
費用と効果の面で評価できる感染拡大防止対策だと思います。
白岡市あるいは埼玉県では、現時点で実施されていませんので、
いなほでは、職員については法人持ち、入居者については利用者自費で対応していく方向で検討していきます。
年明け、全職員の一斉PCR検査は必要かもしれません。
新規入所の方も、2週間の隔離だけではなくPCR検査も追加したほうが安全と感じます。
検査が難しい利用者様もいるとは思いますが、工夫してやる方法で。
しかしながら、感染対策による支出は相当な額です。
アルコール、マスク、使い捨てエプロン・手袋、ゾーニング、増車、スタッフの勤務調整、その他諸々の対策。
このところ法人の負担と補助金のバランスをよく考えることがありますが、さいたま市のこの決断は素晴らしいと思います。
職員1名に対しPCR補助がたった9000円ではなく、”一番感染リスクが高まる年末年始後にピンポイントで全職員に対し1回行える”というふうに私は捉えました。やらなかった場合のあらゆるリスクを考えると安い保険料と思います。
私たちの法人でも在宅部門の職員は感染リスクが施設より高いので、2週間に1回のPCR検査を法人負担で実施していますが、
いよいよ施設でも、全職員一斉PCR検査をやる方向で準備していきます。