医療と介護と福祉に関わる方は、3密に該当することは避け続けてください。

 緊急事態宣言は解除されましたが、医療介護福祉に関わる方の気が緩めば一気に感染拡大します。感染弱者の方を対象としたお仕事をされているという意識を強く持つ必要があります。

【介護施設での新型コロナ感染の状況】

5月15日の時点で、全国の介護施設で新型コロナに感染した入所者、職員は、今、分かっているだけで、446人。そのうち、39人が死亡。感染者が確認できた施設は40施設に。

 安倍総理大臣は「コロナの時代の新たな日常を作り上げていく。緊急事態の解除後でも感染拡大のリスクをゼロにすることはできない」と述べ、おおむね3週間ごとに地域の感染状況や感染拡大のリスクを評価しながら、外出自粛やイベントの自粛、それに施設の使用制限などについて段階的に緩和していく考えを示しました。

 さらに「段階的な緩和には、新しい生活様式や、感染拡大防止に向けた業種別ガイドラインの実践が前提となる。引き続き『3密』の回避や、人と人との距離の確保、マスクの着用をはじめとした基本的な感染対策の継続の徹底をお願いしたい」と呼びかけるとともに、医療提供体制や検査体制の強化に取り組む考えを示しました。

 

 要するに、緊急事態宣言の解除は、安全宣言ではありません。3つの密のいづれにも該当しない様に、新しい生活様式で、少しずつ日常を作って行く出発点ですとうことだと思います。

 最後に、これから災害が多発する時期を迎えることを踏まえ「避難所における感染拡大防止にも十分留意する必要がある。地方自治体はホテルや旅館などの積極的な活用も含めた可能なかぎり多くの避難所の開設、マスクの備蓄など必要な対策を講じてもらいたい」とも述べました。

 

 平時から、新しい生活様式に変えておかなければ、災害時に対応できるはずがありません。災害対策に感染症が加わってきました。

 


 このブログに頻繁に書いていますが、介護の業界は恵まれています。不況に強く、国の後押しで職員の処遇はどんどん改善されていき、給料も悪くない。民間企業の方からすれば、”虫のいい業界”とさえ感じられています。国の政策でどんどん処遇が改善されてきました。その分、世間の目も厳しくなりますね。今まで以上の、責任のある行動と規範意識が必要な職種になってきたと思います。

 

 職員の皆様へ、今後とも気が緩められない状況ですが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。