ナイチンゲールの看護覚書、「換気をする」、素敵な説明を聞きました。

 今日は、看護学生の実習で学生さんと実習担当の方が来所されました。高齢者施設での看護業務と介護業務の話から、基礎看護という説明をされているのを私も聞いていました。「基礎看護というものから介護が生まれてきて・・・」、「看護はナイチンゲールの衛生管理が・・・」と様々な高齢者施設での看護の話を聞いていました。

 私が一番、素敵な説明だと思ったのは、「看護は希望を持たせること。ナイチンゲールの換気と言うものには、患者の衛生管理だけでなく、外の空気を入れて新鮮な気分になり、外の光や音を聞いて、ずっとここ(室内)にいる訳ではなく外の世界に戻れるように希望を持たせること。」と説明されていました。

 換気の説明で、「希望を持たせること」と言われると、ここが一番腹に落ちる感じがしました。この説明がとても大切なんだと思いました。換気については、衛生管理と感染予防と湿度コントロールを中心にいなほの里では職員研修をしていましたが、次回から「希望を持たせること」と言う目的も追加しなくてはいけないと思いました。

 あとはやはり、食支援と言う話でした。看取りやターミナルケアと食支援の関係は最近とてもよく耳にします。先日、勉強にいかせていただいた大きな在宅医療のクリニックでも歯科医師と食支援という言葉がよく出てきていました。この部分に力を入れていけると、さらに介護は面白い専門性のある仕事になっていくと感じました。ちなみに11月16日と11月30日にウェルシアハウスで食支援の市民向け講座が開催されます。きっと良いお話が聞けると思います。

 

この記事のまとめです。 

 「換気の目的は、希望を持たせること」、施設や在宅でもしっかり換気を行いましょう。

 

※看護覚書を近日中に職員用図書に追加しますので、ご興味のある方は是非読んでみてください。