明日のクローズアップ現代は、科学的介護最前線。科学的根拠に基づく認知症ケアの特集なのでしょうか?タイトルだけで興味津々です。
これからの時代は要介護の主たる原因が変わります。身体介護モデルから認知症ケアモデルに変わります。なぜかと言いますと。
「みなさんの知っている要介護4ー5の90代高齢者の歯を思い浮かべてください。」
「自分の歯ですか?それとも入歯ですか?」
「入歯ということは、予防の概念がない時代の方ですよね。口腔機能は身体機能に影響します。だから身体介護モデルの要介護者が多いのです。加えて、要介護という言葉もできて20年そこそこ、介護予防も一般的ではなかった時代の方々です。」
「今後増える高齢者はどんな世代ですか?団塊世代ですよね?」
「今の70代で入歯の方は多いと思いますか?」
「ほとんどいませんよね。なので、身体的には元気です。」
「そうすると今後増える要介護者は?」
「身体的には元気な認知症要介護者だと思いませんか?」
数年前に、地域包括ケアシステム研究会 田中茂先生があるシンポジウムで、このようにお話しされました。
それ以来、私は認知症ケアが根拠に基づく介護になる必要があると考えています。もちろん、人間学的認知症ケアも大切です。大きく自立支援ケアは2つの流れがあると思います。科学的介護の竹内先生理論、生活リハビリの三好春樹先生理論。この2つ認知症ケアでも根幹は同じだと感じています。言い回しやアプローチが異なる点もありますが、同じことを言われていると個人的に感じます。
もし今回のクローズアップ現代で全く違う、あるいは今まで自分が知らなかったことが学べたらと思うととても楽しみです。
今日もツイテルツイテル!