デンマークでの高齢者支援のキーワードは”リエイブルメント(再びできるようにする)”と読め、日本の介護保険法におけるキーワードは”要介護状態の軽減もしくは悪化の防止又は要介護状態となることの予防””その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう”と私は感じます。
この感覚の違いは大きいなと感じます。すごく積極的なデンマークと、できるだけ的な日本。デンマークの福祉用具店の名前が”エイブル(できる)”であったりするの理解できます。日本の福祉用具店なら暖かく包み込むような名前のイメージが多いと思います。
デーサービスの名前も、日本ならやんわりとすると思いますが、海外だと”ポッシブル(可能)”とか凄く目標的な名前が付くのでしょうね。
リエイブルメントの基本的な考え方は”手を後ろに回したケア”とリハビリテーションの徹底であるとのことです。
トヨタじゃないですけど”カイゼン”みたいな、和食だと”ウマミ”とか、海外でも通用する日本語がありますが、世界に広まる日本式介護のキーワードができるといいなと思いました。”ヨボウ”、”ソツギョウ”、”ヤルキ”とかの日本の自立支援介護のキーワードも輸出されると良いのではないでしょうかね。
例えば、
Our job is that bringing out the "Ya-ru-ki" in elderly, and our mission is to support them to achieve their goals, "So-tsu-gyo".
和訳:私たちの仕事は高齢者のやる気を引き出すことで、私たちの使命は彼らが卒業というゴールを達成することを支援することである。
こんなことを言う、外国人介護職員さんが日本に来たらビックリしますね。でも、このような準備はもう進んでいると思います。”Dr. Takeuchi””Dr. Miyoshi”"Asunara"とか、言いながら授業してたりするのでしょうか。
これから特養などを中心に強化されていく”看取り”については宗教などの関係も考慮していく必要がありそうだなと感じています。ここの感覚の違いはおそらくかなり大きいと思います。
長くなりましたが、この”リエイブルメント”の前向きさの加減は海外だなと感じました。
最近、忘れっぱなしでした。
寝る前にオススメです。
Ahmad Jamal / Poinciana