”勤続10年以上の介護福祉士に最大8万円”のお話です。
そんな浅はかな、と以前から感じている方は多かったと思います。
結論です。
”勤続10年以上の介護福祉士に最大8万円”、そんなはずないです。
勘違いされている方も大勢いらっしゃるようで、以前掲載したブログを再度掲載します。
以下、2018年10月15日 いなほの里ブログより
介護業界のさらなる処遇改善が決まりました。
消費増税です。処遇改善が進みます。
ただし、給与が単純に処遇改善手当80000円/月となるわけではありません。また、増税の話の始めの方にあった、勤続10年以上の方に8万円給与が増えるといったような支給方法にはならないと思われます。勘違いされないように情報はよく読んでくださいね。そして、今回の改善は介護職のみを対象としていません。
処遇改善について今回、介護に関わるお仕事の方にはしっかり意識してほしいことがあります。介護業界以外の方も大勢支払う消費税というものが増えて、その一部が業界職員の賃金改善、処遇改善に当てられるということです。
要するにプロフェッショナルの仕事が期待されるわけです。「専門職としてやるべきこと」をやっていただかないと、ということです。介護の基本理念は自立支援と要介護状態の改善です。特養はさらに看取り強化と、地域から頼られ、行政から旗を振られます。
やるべきことをしっかりやれば、そして効率化もできれば、必ず社会的評価はもっと上げていけるはずです。ある福祉系学校の事務局長様に会うとよく言われることがあります。「介護はエリート職と言われるようにしたい。」と。そのためには理論と根拠に基づき、プロとしてのレベルでやり続けることが大切だと私は思います。