樹木希林さん御逝去「死ぬときぐらい好きにさせてよ」

出所:宝島社企業広告

「人は必ず死ぬというのに。

長生きを叶える技術ばかりが進歩して

なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。

死を疎むことなく、死を焦ることもなく。

ひとつひとつの欲を手放して、

身じまいをしていきたいと思うのです。

人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。

それが、私の最後の欲なのです」 

 

樹木希林さん御逝去。

紛れもないスターであったと思います。ご本人の希望の通り、宇宙の美しい塵(星)となられたと思います。

 

樹木希林さんのコメントから抜粋

「生きるも日常、死んでいくのも日常」

死は特別なものとして捉えられているが、死というのは悪いことではない。

そういったことを伝えていくのもひとつの役目なのかなと思いました。

 

 

以下、先日のブログから

週刊東洋経済 最新号では「親の看取り方」が特集されています。多死時代を目前に、親子で前もって最期について話すことの大切さを感じることができます。

 看取り経験者の本音、”延命治療をするか否かで苦慮”、”終わりが見えない不安”、”きょうだい間で対立”、”突然、親の容体が悪化”、”親の本音を聞けず”、”看取る場所で悩んだ”、”医師とうまくコミュニケーションできなかった”、たくさんの方のご家族と利用者さまを看取った、いなほの里でも実際にあったことと同じようなことも多数あります。

 来たる多死時代、みなが自分のこととして考えなければならない、看取りと自身の最期。今一度、”ACP(前もって計画を立てておくこと)”と”生きることの質”、”幸せな逝き方”について考えたいものです。

関連ブログ1

 

樹木希林さん、最後は自宅で家族に見守られて旅立たれたそうです。

いなほの里のロビーに、閲覧用で「家で看取ると云うこと」(たんぽぽ企画)を置いております。研修用の書籍で施設に20冊以上あります。複数名でご覧になられたい方は事務所までお声がけください。