科学的介護、自立支援介護の学術大会に昨日と今日は複数名で参加しています。
昨年度、ウェブミーテイングで自立支援介護実践研修会を一緒に行なわせていただいた施設の方々が多く参加、出演されています。初日の記念講演「ケアマネージャーの生きる道」は、大変勉強になりました。
本日は、竹内先生による「最先端の介護」でした。臓器関連、人体など、大変興味深いものです。そして、日本全国で要支援、要介護の方に対し自立支援介護に取り組めば、医療と介護の社会保障費が8900億円削減できる可能性があると本日も話されていました。これについては私も「国民は、社会保障を使う権利もあるが、社会保障を守る義務もある。」と思いますので、積極的に取り組んでいます。
次に、介護の現場の方によく伝わると思う直近の自立支援介護の成果をお知らします。先日、亡くなられたいなほの里の利用者さまは、入所のための移動中に亡くなられるリスクのある方でした。しかし、いなほの里に入所されてからは、口から食事ができるようになり、トイレで排泄できるようになりました。亡くなられた後にご家族から頂いた手紙には「〇〇にとって最高にハッピーな時間となりました」と書かれていました。最後まで生き生きと生ききっていただけたのだと感じました。職員の皆さまには大変良い仕事をしていただけました。
介護に関わるお仕事をされているみなさま、自立支援ケア、生活リハビリ、科学的介護、様々な表現があると思いますが、わかりやすく言うと「様々な課題を解決する良くする介護」だと思います。特に利用者さま本人には、選択肢が増え、普通の生活を取り戻してもらえ、生き生きとした人生を送っていただけます。ここが一番、やりがいにつながる、直に感じることができる成果だと思います。
来週はいなほの里で、自立支援ケアのエビデンス調査研究の協力について、関係者の方々と打ち合わせです。
いなほの里ではたらいていることに誇りと自信を持ってもらえるよう、基本ケアと施設を作り上げていきたいと思います。